成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療法について
成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療は、皮下注射によって、人工的に作ったヒト成長ホルモンを体内に投与する方法で行われます。毎日もしくは2日に1回、就寝前に注射を自分で打つのが一般的です。
自己注射といっても、自分で注射を打つのが難しい年齢の子供には、両親がかわりに注射をしますし、最初にしっかりと医師による指導があり、なおかつ安全かつ正確に注射できるように器具が開発されているので、それほど難しいものではありません。
治療を始める時期は早ければ早いほど良く、骨年齢が10歳以下のときに始めるのが良いと言われています。それから治療を継続する期間は個人差がありますが、一般的には骨が成熟して成長が止まる年齢、日本人ですと、女子で15歳、男性で17歳くらいまでというケースが多いようです。
サッカー選手のリオネル・メッシは、11歳からアルゼンチンで治療をはじめ、スペインのFCバルセロナに入団した13歳になってからもコツコツと治療を続けました。FCバルセロナ入団当時に143センチだった彼の身長は、それから2年半で169センチまで伸びました。
成長ホルモン注射による治療は、精神的にも肉体的にも、決して楽な治療ではありません。しかし、この治療を見事乗り越えたメッシの現在の姿をご覧いただければわかるように、根気よく治療を続ければ、高い確率で効果が期待できるからです。
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